低緊張がある長男のブランコ練習方法

2025年9月22日月曜日

長男 低緊張

t f B! P L


低緊張を持ち不安感や過敏も強い長男ですが、
視覚から刺激を得ることが好きで、公園に行くとブランコで遊びたがりますが一人で乗ることができず、

人を座らせてからその上に乗り、座らせた人にブランコを漕いでもらう方法で楽しんでいました。

トランポリンと同様自宅で練習し、一部の物なら1人で乗れるようになりました。

今回はその当時行った練習方法をご紹介します。


長男

年齢:6歳  自閉症、中度知的障害

体の一部に感覚過敏や感覚鈍麻、睡眠障害、低緊張あり




※注意※
人によって発達状況が違うため、まだ難しい場合は無理に行わないようお願いします。



ブランコを漕げるようになるまで


①室内用ブランコを用意する


我が家はこちらのブランコを購入しました。

ブランコが3パターンに変形でき、背もたれも外せます。

ブランコをかける鉄棒は今後他の練習に使おうと思い、こちらの商品を選びました。



②ブランコを本人が見える位置に置いておく


不安感が強く新しい物を触ることに抵抗があるため、

まず「家にあるブランコという存在」に慣れてもらうために置いておきます。



③ママや兄弟がブランコに座る


室内用ブランコの耐荷重を確認し、問題なければ本人に見せるように座ります。

もし誰も座れないようなら、人形で代用してみて下さい。

発達状況によりますが、長男は背もたれのパーツを付けて練習していました。

公園のブランコを見慣れていたので、すぐに座れるようになりました。




④ブランコの持ち手の部分を握るよう誘導する


持ち手の感覚と、力を入れ身体を支えることを教えます。

嫌がるようなら無理に行わず、自然に握れるまで待ちます。



⑤座っている本人の足を持ち、ブランコを漕ぐ動きを教える


ブランコに座り持ち手を握れるようになったら、本人の前方から足を持ち地面を蹴る動作を教えます。

※イメージ画像



⑥前からブランコを押して揺らす


安定して座れ足も動かすようになってきたら、前からブランコを優しく押して揺らします。

後ろからではなく前から押すことで、ママの顔が見え安心感を得られます。


自力で漕げるようになったあと



⑦様子を見ながら背もたれを外す


安定して座れ自力で漕げるようになったら、持ち手をしっかり力を入れ握れているか確認します。

できているようなら、背もたれを外します。

嫌がるようなら無理に外さず、様子を見ます。

上記の練習により、背もたれなしで室内ブランコを漕げるようになりました。


公園のブランコ

その後、座る部分の幅が太めの物に限りますが、

公園でも1人でブランコに乗り、足で漕いで遊べるようになりました。

まとめ


3歳半から練習し始めたブランコができるようになるまで、1年8ヶ月程かかりました。

トランポリンと同様、無理強いはせず個人のペースで段階を踏み、経験を積みあげ、

少しでもできることが増えたら、沢山褒めてあげることが大切です。

トランポリンの練習方法はこちら
低緊張がある長男のトランポリン練習方法

にほんブログ村に参加しています

このブログを検索

ブログ アーカイブ

自閉症と知的障害がある長男の2,3歳半健診

今回は過去に受けた2、3歳半健診の当時の様子をご紹介します。 2歳を過ぎると特性が強く出始め、長男と外出すること自体が怖く常に気を張っていた時期でした。 長男 年齢:6歳  自閉症、中度知的障害 体の一部に感覚過敏や感覚鈍麻、睡眠障害、低緊張あり 2歳...

QooQ