低緊張を持ち不安感や過敏も強い長男ですが、
視覚から刺激を得ることが好きでトランポリンができるようになれば楽しめると思い、2歳から練習を始めました。
その後トランポリンが跳べるようになり、3歳後半には地面でもジャンプもできるようになりました。
今回は当時に行った練習方法をご紹介します。
長男
年齢:6歳 自閉症、中度知的障害
体の一部に感覚過敏や感覚鈍麻、睡眠障害、低緊張あり
※注意※
人によって発達状況が違うため、まだ難しい場合は無理に行わないようお願いします。
手すりを掴み跳べるようになるまで
①手すり付きトランポリンを用意
手すりなしで跳べるようになったら不要になる可能性が高いので、
手すりが取り外せるタイプの物がオススメです。
自宅では幅と奥行が92cmのトランポリンを使用しました。
②トランポリンを本人が見える位置に置いておく
療育にもトランポリンはありましたが不安感が強く近づくことも難しかったため、
まず「トランポリンという存在」に慣れてもらうことから始めました。
③パパやママがトランポリンに座る
危険な物ではないと教えるため、本人に見せるよう座ります。
④トランポリンに座っている状態で子供を膝の上に座らせる
一緒に座ってあげることにより、不安感を和らげます。
⑤トランポリンに1人で座らせてみる
長男には座らせたまま、本やお気に入りの玩具を手渡して遊ばせていました。
慣れてくるとテレビをトランポリンの上に座って見ていました。
⑥パパやママが手すりを掴んで跳ぶ
使い方を覚えてもらうため、本人の目線がこちらに向くよう声がけしながら跳びます。
急に飛ぶと足がつるのでご注意ください(経験談)
⑦本人に手すりを掴んでもらう
手を手すりに誘導し掴んでもらいます。
嫌がる場合は無理に行わず、自然に掴んでくれるのを待ちます。
⑧子供の脇辺りを持ち、上下に揺らす
手すりを持たせた状態で行い、ジャンプの動作を教えます。
※イメージ画像
⑨手すりを掴み跳べるようになるまで①〜⑧を繰り返す
興味が他の物に移り停滞する場合もあるので、子供のペースに合わせ無理なく進めてください。
手すりを掴み跳べるようになったあと
⑩様子を見る
長男の場合しばらくの間は手すりを使いながら遊んでいましたが、
慣れてきたところで徐々に手を離すようになりました。
だんだん手を離す時間が延びていき、最終的には手すりを掴まずに自力でトランポリンの上でジャンプをするようになりました。
⑪手すりを外す
掴む様子がないようであれば、邪魔になる可能性があるため外します。
(あった方が落ち着く場合は付けておく)
地面でジャンプをする
手すりを掴みトランポリンを跳べるようになったあとに、地面でも手を掴んであげると足を屈伸するようになりました。手すりなしで跳べるようになったら、地面で手を離した状態でも跳ぶような仕草をするようになり、
最終的にはしっかりとしたジャンプができるようになりました。
まとめ
2歳から練習し始めたトランポリンができるようになるまで、1年9ヶ月程かかりました。ブランコと同様、無理強いはせず個人のペースで段階を踏み、経験を積みあげ、
少しでもできることが増えたら沢山褒めてあげることが大切です。




